塗替えって本当に必要なの? 意外に知られていない塗装についてのワンポイントアドバイスです。

一見、キレイなように見えても、建物のモルタル、タイル、木部、鉄は風雨やきびしい日差しにさらされて、ひび割れや腐食等の劣化が進んでいます。結果、水漏れをはじめ建物の構造に重大な問題を起こす原因にもつながります。
塗装にはこれらの構造物を保護し、何倍にも長持ちさせるという重大な役目があります。
しかし、年数が経過するに従いどんな塗料でも必ず劣化していきます。建物自体に影響を及ぼさないためにも、定期的な塗り替えは必要です。

トップページに詳しく記載しております。
一度建物の各部分をチェックしてみましょう。

塗料は大まかに分けて油性と水性に分かれます。
最近の傾向としては近隣の環境を配慮して水性が多く使われています。
また、塗料に使われる樹脂の種類としてアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などがあります。以下、特徴を紹介します。

● アクリル樹脂塗料(耐久年数3〜5年)
安価で幅広く使われていますが外部用としては長期耐久性に不安があります。
新築には殆どこのグレードの塗料が使用されていますが、価格が安いメリットがある代わりに耐久性に劣る塗料です。

● ウレタン樹脂塗料(耐久年数8〜10年)
バランスのとれた性能でアクリルより耐久性が高い塗料です。
蜜着性もよく、艶も良いということから、よく塗り替えに使用された塗料ですが、最近はシリコン樹脂塗料の普及に伴い使用頻度が少なくなってきました。

● シリコン樹脂塗料(耐久年数・10〜15年)
耐候性、耐熱性に優れ、ウレタン樹脂塗料よりも更に高い耐久性があります。
最近の塗り替えの主流になっている塗料。汚れがつきにくいとされる特徴があります。

● フッ素樹脂塗料(耐久年数・15〜20年)
高耐久性が期待できる高級な塗料です。
塗料と言う分野において、最も耐久性に優れるとされるのがフッ素樹脂塗料です。
まず、「どんな感じの色」にしたいかをイメージをイメージしましょう。
選び方としては、まず
(1)今までのイメージ通りにするか(2)大きくイメージチェンジするのかを決めます。
いずれの場合でも、家のデザインや、近隣との兼ね合いを考えて決めることがポイントです。
また、具体的に色が決まっていなくても「汚れが目立たないようにしたい」等の希望があれば、最適な提案をさせていただきます。
カラーシミュレーターを導入している組合員企業もありますので、相談してみるとよいでしょう。
色系統のイメージが決定したら、必ず「色見本板の作成」、または「試験塗り」をしてもらいましょう。
光の当たり具合で異なる見え方を確認するために、少なくとも1日〜2日余裕があるとベターです。さらに、中塗り時点でシートをはずしてもらい最終的に見える色を確認させてもらえば間違いありません。
また、時間を変えてみることも重要なポイントの一つです。
普段どおり生活していただけます。数日間窓を養生するため開けられない日があったり、洗濯物を室内に干していただかないといけない場合もありますが、作業の進め方である程度までこうした事態を避けることも可能です。
工事中の騒音については、全くないとは言えません。工事ですから音もしますし、塗料ですので若干の臭いも発生する
可能性はありますが、細心の注意と気配りをもって作業を行います。
● 抗菌塗装
O-157をはじめとする感染力の強い菌の繁殖を抑える力を持っており、空間を清潔に保つことができます。
● 防カビ塗装
生活を脅かすイヤなカビを防ぐ塗料も登場しています。
この塗料を塗ることにより、長期にわたってカビの繁殖を防ぐことができます。
● 遮熱塗装
屋根や外壁に塗ることで、冷暖房効果を高めることができる、省エネ塗装です。
● 防水塗装
塗り上がりが弾力性のあるゴム状の膜になる塗装。ゴムのような塗膜が、外部からの水の進入を防ぎます。
● 脱臭塗装
臭いの成分を吸収・分解する機能を付加した塗装です。さわやかな空間を保つことができます。
● 汚染防止塗装
例えばマジックインキでイタズラ書きをされても簡単に落とすことができる塗装です。